馬術競技で日本代表は銅メダルを獲得し、1932年ロス五輪以来92年ぶりの快挙となりました。
今回は馬術【初老ジャパン】での馬体検査で20点の減点となった理由について、そもそも馬体検査とは?また、各ニュース記事では「馬体検査で引っかかり20点減点」としか記載がなかったため、馬体検査減点理由の詳細について調査しました。
この記事を読むと、以下のことが分かります!
ぜひ最後までお楽しみください!
馬体検査とは?馬体検査減点理由について
馬体検査とは
馬体検査とは、競技前に馬に異常がないか獣医師によるホースインスペクション(馬が競技への参加を続けるだけのコンディションがあるかをチェックする)を行うことです。
総合馬術競技の場合、二日目のハードなクロスカントリー競技の翌日、三日目の障害馬術の実施前の朝に行います。
この検査で合格した馬のみが、三日目の障害馬術に参加する権利が与えられます。
◎馬術競技の内容については、この後記載しています。
馬体検査の減点理由
今回のパリ五輪の馬体検査で減点した理由について、X上に知識のある方がいらっしゃいました↓
初老ジャパンチーム・北島選手のセカティンカ号が馬体検査を受けた際、跛行(片足が不自由なこと)が見つかり不合格となりました。
馬体検査で20点減点されたというより、馬体検査で馬が走行できない状態であることが見つかったことから本来出場する選手・馬が棄権し(20点減点)、代わりにリザーブ(控え)選手・馬が出場する(通常通り競技をする)対応をしたもののようです。
【馬体検査による減点】
✅馬の走行状態に問題があることから棄権すること→20点減点
馬術は減点競技のため、いかに減点を抑えるかが重要。
今回のハプニングは予想できなかったけれど、その時にとれる最善の策だったのですね。
馬体検査減点理由について分かったところで、この後は「馬術競技の内容」や「初老ジャパン」についてまとめましたので、この先もぜひお読みください^^
馬術競技の内容
パリ五輪の総合馬術競技は、「馬場」「クロスカントリー」「障害」の3種目を3日かけて争う競技です。
●馬場馬術(1日目)…ステップなどの演技の正確さと美しさを採点
●クロスカントリー(2日目)…自然に近い地形を走りながら、柵や生垣といった障害物を飛び、規定時間内にミスがないように走る競技
●障害馬術…(3日目)コース上に設置された大きな障害物を飛び越える際のミスの少なさと走行時間で競う
【総合馬術ルール解説動画】
こちらを見ると、それぞれの競技がどのようなものなのか、わかりやすいと思います。
こちら(↓)は東京五輪の際、JRAが作成した動画です。
5分ほどの動画ですが、騎手とお馬さんのきずなが見られる素敵な動画です。
東京五輪の際の日本人選手の活躍も動画で見れますので、ぜひご覧ください!!
・0:23~馬場馬術のお馬さんがステップしている姿、とっても愛くるしいです。
・3:05~日本人選手の活躍が見られます
初老ジャパンのメンバー
特に総合馬術TEAM JAPANのメンバーは、以下の4人。平均年齢は41.5歳で、メンバー自らが自分たちのことを「初老ジャパン」と呼んでいます。
●大岩義明(48歳) ●北島隆三(38歳)
●戸本一真(41歳) ●田中利幸(39歳)
※監督の根岸淳は47歳、コーチの小川登美夫は46歳、サポートスタッフの土屋毅明は54歳
【大岩選手のパリ五輪への意気込み】
【北島選手のパリ五輪への意気込み】
【戸本選手のパリ五輪への意気込み】
笑顔が輝いていますね!
晴れ晴れとした表情で、本当に最高な瞬間ですね!
こんなに最高な笑顔がありますが、ここにくるまでに「20点減点」という、思いもよらないハプニングがありました。
逆境を乗り越える初老ジャパン、かっこいいですね。
まとめ
今回は総合馬術競技で銅メダルを獲得した際に起こった「20点減点の詳細」について調査しました。
その結果、馬体検査で20点減点されたわけではなく、馬体検査により馬が走行できる状態ではないことから棄権したことにより、20点減点されたことが分かりました。
馬術競技で銅メダルを獲得したことで多くの人が馬術に興味を持ったと思います。私もそのうちの一人です。
2028年のロス五輪から馬術がなくなってしまうことが決まっているようで、残念でなりません。
また馬術を見られる機会がありますように!